大学の石松 ぐれん隊征伐 太陽族に挑戦す(二部作)

解説

前作「大学の石松」に続いて“小説倶楽部”連載の宮本幹也の原作から「甲武信嶽伝奇 (三部作)」の松浦健郎が脚色、「にっぽんGメン 特別武装班出動」の小石栄一が監督、「宝島遠征」の佐藤三郎が撮影を担当した。主な出演者は「にっぽんGメン 特別武装班出動」の高倉健、高木二朗、「野郎ども 表へ出ろ」の山形勲、「無法街」の中原ひとみ、その他杉狂児、藤井貢、花澤徳衛、岸井明のベテランに落語の古今亭今輔など。

1956年製作/日本

ストーリー

第一部・ぐれん隊征伐--昭和大の拳闘部ではミドル級の選手欠員に我等の石田松夫通称石松を、空手部の選手であるのにリングに立つことを承認させてしまう。全日本学生の関東決定戦、応援団長大政こと大野政治、石松を慕う女子学生加宮由紀などの応援で、石松は相手の黒駒選手を空手の極意でKO。ために西下して日本選手権を闘わねばならなくなる。次郎吉教授は遠征費獲得に奔走。その大金在中の鞄を、一杯ひっかける中、盗まれた教授は大落胆。学生一同がアルバイトで費用捻出を計り躍起になっている矢先眼についた求人広告。有閑マダムや女編集長といったクリコ、美子、ハルエ、君子の四女性がハイキング用強力を募集。数多い応募者から選ばれた石松と大政は、一日五千円のバイト料の手前、美しいハイキング・ウェイを顎を出してはい登る次第と相成る。だが美男子で土地の不良も簡単にノス程強いと来て、猛者女性らは早速石松を追い廻す。何もかもメチャクチャの大混乱に二人はホウホウの態でアルバイトにサヨナラ。一方東京では辞表を抱えて遠征費の行方を探す次郎吉先生が、麻薬団の巣窟にひっかかってしまった。第二部・太陽族に挑戦す--先生は表向きはマネキン会社、実は麻薬入りチョコレートを流している麻薬団の地下倉庫に軟禁。一方石松は千春という娘の紹介で女流彫刻家堀スマ子の別荘へ草刈りに雇われ、ここでも女難の嵐。このインチキ彫刻家は例のチョコレートの愛用者でもある。石松は次郎吉先生の行方を知ろうと再びスマ子を訪ねた時、現われた麻薬団首領鬼沢の後をつけ、本拠に乗りこんだ。若親分の危機ともぬけの辰の急報で本拠では壮絶な喧嘩出入り。石田組や昭和大学生の来援に麻薬団は壊滅。全日本拳闘選手権も間近いある日、アメリカ留学中の由紀から石松に国際電話。拳闘選手権の如可は、今や石田松夫の双肩に掛っているのだ。

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スタッフ・キャスト

監督
脚色
松浦健郎
原作
宮本幹也
企画
光川仁朗
原伸光
撮影
佐藤三郎
美術
中村修一郎
音楽
飯田三郎
録音
広上庄三
照明
森沢淑明
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