花の二十八人衆

劇場公開日:

解説

賀集院太郎の脚本を「歌まつり 満月狸合戦」の斎藤寅次郎が監督する時代劇。撮影は「月を斬る影法師」の本多省三、音楽は「踊り子行状記」の大久保徳二郎の担当である。出演者は「踊り子行状記」の勝新太郎、「娘の縁談」の矢島ひろ子、「藤十郎の恋」の三田登喜子、「銭形平次捕物控 どくろ駕籠」の入江たか子、清川虹子など。

1955年製作/85分/日本
劇場公開日:1955年8月9日

ストーリー

慶応三年、東海道焼津のあたりで旅の町人政吉が、寺小屋の修学旅行に「ひうん丸」は禁物とまくし立てたことから船頭達の怒りを買い海中に投げこまれた。それからルンペン同様になって清水の町に辿りついた時は腹ペコで、ふと一軒の家の中に夕食の御馳走があるのを見て、家人がいないのを幸いパクついていると、お人好しの六助通称ヌケ六と女房のおすきが帰って来た。あわてた政吉は出鱈目を云って夫婦を煙にまいてそこに泊りこんでしまったが、翌日正体がばれ、おすきは怒って婿養子の六助共々政吉を追い出してしまった。しょんぼりした政吉に犬に吠えつかれた娘がしがみつく。この娘が次郎長の女房お蝶の妹お雪とは露知らぬ政吉は、俺は次郎長身内の中政だと啖呵を切った。今を時めく次郎長一家は二十八人衆が花を競っていたが、その勢力をねたむ保下田の久六は子分の拝みの権太を官軍士官に仮装させ、家宅捜索を行い次郎長一家の武器を押収してしまった。さて、風来坊の政吉は六助のとりなしで次郎長一家の子分の端に加えられるが、そこへにっこと笑顔で現れたのが姐御の妹お雪、政吉はあわてるやら、てれるやら、次郎長一家は武器を取り上げたのが保下田の奴等だと知り、二十八人衆で殴り込みをかけに出発した。留守番は女房お蝶とお雪の外、六助、政吉、ども虎という頼りない連中だったが、その留守を狙って権太等が襲撃、遂に前代未聞の大乱闘とは成った。

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