続南国太平記 薩南の嵐
劇場公開日:1954年2月3日
解説
「南国太平記」の続篇でスタッフ、キャストともに前作と同様。
1954年製作/104分/日本
劇場公開日:1954年2月3日
ストーリー
牧仲太郎の祈祷所を襲った夫八郎太と一子千太郎の安否を気遣いながら大阪蔵屋敷の調所を訪れた七瀬、綱手母子は、そこで八郎太の死を知った。同席した牧の姿に逆上した七瀬は懐剣を揮ったが取押えられて自害、綱手は牧の口添えで虎口を脱した。一方益満は富士春の家を本拠として牧の行方を探っていた。綱手は兄小太郎と再会し益満にかくまわれることになった。江戸家老調所は禁制の密貿易を行っていたが、益満の命をうけた庄吉によってその証拠を抑えられ、毒を仰いで死んだ。秘かに斉彬調伏の呪法をつづける牧の邪術のために、斉彬は病床に苦しみ、牧の師玄白斉の延命の逆法も空しく、益満が牧の祈祷所に駈けつけたとき、呪法は満願となって斉彬はついに逝去した。島津家の将来のため、一切の争いをやめて協力せよとの斉彬の遺言と、当主となった久光の英断によって島津家に明るい兆しが見えはじめた。お由羅は久光に強く非を諌められて毒を飲んで死んだ。いまは島津家のため、久光に忠節を誓う益満は、富士春の待つ江戸を指して旅立って行く。
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スタッフ・キャスト
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