浮気天国(1953)

劇場公開日:

解説

源氏鶏太原案、山本嘉次郎構成により「次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港」の松浦健郎が脚本をかき、「安五郎出世」の滝沢英輔が監督した。撮影は「恐妻キュット節」の佐原福松。「暁の市街戦」の宇佐美諄、「あにいもうと(1953)」の堀雄二、「子は誰のもの」の花井蘭子、「欲望」の日高澄子、殿山泰司、「かっぱ六銃士」の伴淳三郎などが出演する。

1953年製作/91分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1953年11月17日

ストーリー

証券会社の係長梅松は細君の弘子に頭が上らない。結婚十年目のこの家に、京子から上京の電報が来た。京子は梅松が苦学していた頃、北海道で世話になった秋田金助の一人娘である。久しく会わないので、どんな娘になったか分らない。彼は部下の桜井に写真を渡して上野駅に出迎えて貰ったが、幼い頃の写真なので見当がつかず、京子は直接会社に梅松を訪ねた。大変なアプレ娘で父の金百万円を持出して家出したのだ。彼女は早速自分でアパートを探したが、それはお妾アパートだったので、梅松は「旦那」と間違えられて閉口する。桜井も彼女に惹かれ、彼を想っている会社の小田女史は御かんむりである。桜井は彼女に勧めて株を買わせた。梅松も何となく京子に心をひかれる。そのころ金助が北海道から上京したが、梅松は彼女に口どめされているので住所を言えない。金助は執事山崎に命じて行方を探させる。京子は箱根へ逃げたが、桜井の忠告にそむいて買った軍需株の暴落で一文なしになり、初めて父親と金の有難さが分って親子は和解した。そして梅松の果敢ない浮気に心痛した弘子の気持もとけ、桜井と京子の中はどうやら接近して行くらしい。

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