白鳥の騎士

劇場公開日:

解説

北村寿夫作のNHK子供向放送劇を「人形佐七捕物帖 通り魔」の井手雅人が脚色、「びっくり六兵衛」の組田彰道が監督にあたった。「アチャコ青春手帳第四話 めでたく結婚の巻」の岩佐一泉、「ちゃんばら手帖」の高橋半がそれぞれ撮影、音楽を担当。「残侠の港」の大友柳太朗、「雲ながるる果てに」の利根はる恵、「名月赤城山」の三原純、「戦艦大和」の小笠原弘、「次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港」の田崎潤、「残波岬の決闘」の大泉滉、「アチャコ青春手帳第四話 めでたく結婚の巻」の南寿美子などが出演する。

1953年製作/81分/日本
配給:新東宝
劇場公開日:1953年7月1日

ストーリー

千百年前、勇将丹波の雄麿は蝦夷最後の長思荷を降した。同行の将広足は雄麿の功を嫉み、また京にいる雄麿の許婚雪姫への横恋慕をとげんとし、降伏した思荷を急襲して殺し、雄麿を捕えて謀反人の罪をきせ、縦穴に落して埋めた。かくて凱旋した広足は近衛大将に任官、その挙動は横暴を極め、雪姫は彼の目をのがれて魚直の家にかくれた。一方、死んだと思われた雄麿は、彼を慕う思荷の子珠路とオイナに救われ、三人で変装して都に忍入った。阿呆の公卿夕霧丸は絵に長じ、広足が奪いとった北上砂金鉱地の地図を模写してやる。雄麿は珠路を囮りに広足を誘い出して斬ろうとしたが、野武士羅生丸に邪魔されて危く見えた時不意に現われて救ったのは白鳥と名乗る覆面の騎士だった。広足の館に奪われた雪姫を助けるため、雄麿は忍込んで目的を達したが自らは陥穴に落ちて捕われ、叛逆者として死刑を宣告される。然し野足や秋津の努力と夕霧丸の証言で無実が証明された。珠路は刑場へかけつけようとし、羅生丸らに邪魔されたが、再び白鳥の騎士に救われて刑場に到く。広足と羅生丸は白鳥に斬られ、雄麿の幸せを祈りつつ淋しく蝦夷へ帰る珠路と弟オイナの二人に、覆面を脱いだ白鳥の騎士夕霧丸が砂金調査のために同行した。

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