お姐ちゃんはツイてるぜ

劇場公開日:

解説

おなじみお姐ちゃんシリーズの第六作で、今回は「偽大学生」の白坂依志夫が脚本を執筆、前作「お姐ちゃんに任しとキ!」の筧正典が監督した。撮影は「がめつい奴」の完倉泰一。パースペクタ立体音響。

1960年製作/87分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1960年11月19日

ストーリー

イセイがよくってチャッカリでドライなお姐ちゃん、パンチこと淡涼子はテレビ局につとめていろ。恋人はアモーレ化粧品宣伝部の大津彦一。ピンチこと長島園江は、自動車教習所の指導員で恋人はボクサーの空谷洋。センチこと影山季里子は、銀座のマダム浅丘の店のお針子で、恋人は前衛舞踊家の滝靖男である。ある日、センチはピンチに指導されながら「仮免許練習中」に、大津が野獣作家をテレビ局に連れて行く途中の高級車にぶつけてしまった。このため番組の穴埋めにパンチは滝を出演させた。この奇妙な踊りに社長はカンカンに怒り係の彦一は上役から油をしぼられとうとうパンチと喧嘩してしまう。怒ったパンチは側にいた滝と踊りに行ってしまった。その晩、センチは前衛舞踊の衣裳デザインを頼むためマダム浅丘に滝を引き合わすが、色気狂いのマダムが滝を仲々離さないため、センチは一人で拳闘の試合を見に行く。そこには空谷の応援にピンチががんばっており、その上パンチと喧嘩した彦一も来ていた。しかし試合がはじまると三秒で空谷はノックアウト。ガッカリしたピンチは空谷をソデにして彦一にくらがえする。こんな空谷に同情したセンチは彼を連れてある外国人のパーティに行く。さてそのパーティでは、滝に誘われたパンチとピンチも来ていて、そこで滝と意気投合したピンチと奇妙な薬をのまされ空谷に介抱されたパンチの争いから、大津を新しい恋人にしたセンチまでまきぞえくって、お姐ちゃん三人は大乱闘。遂に別れ別れに暮らすことになった。だがいざ別々でくらすと、二人がいないと不自由なことばかり、いつしか三人は自然と仲直りする。そして三人は彦一をけし立てて、アモーレ化粧品社長にスポンサーになってくれと頼みに行く。が、そこには空谷が借金のとりたてと思い込み暴力団の手先となって座りこんでいたが、ユスリと知って突谷は大いに暴れて暴力団を放り出した。おかげで社長は頼みを聞いてくれ、ピンチも空谷の強さにあらためてポーッ。アモーレがスポンサーになったのでリサイタルのテレビ放送が出来、テレビのおかげでリサイタルは黒字になった。さてリサイタルは超満員、ライトにあてられて踊るセンチと滝のデュエット、そして久し振りに一緒の彦一とパンチ。ピンチも空谷と一緒に寄りそうようにみている。

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