社長野郎ども
劇場公開日:1960年11月5日
解説
大貫正義・林浩一の脚本を久方ぶりに斎藤寅次郎が監督したコメディ。撮影は「金語楼の海軍大将」の友成達雄。
1960年製作/82分/日本
原題または英題:Lord and Pickpocket
配給:新東宝
劇場公開日:1960年11月5日
ストーリー
美正堂の社長大滝は大の恐妻家だ。奥さんの房江女史が男まさりの事業家なのであり、目下は週刊誌モダン・レディを創刊することになって大はりきり。東京観光の社長津島は、そんな大滝に美人秘書の志津子を紹介した。津島や大滝は、他の社長運と「壮年会」なるグループを作っていた。このグループに今度柴木建設の社長柴木が入会することになった。--津島はある夜バー「黒点」でひろみと知り合い、彼女に誘われて某所に出かけた。そこには殉国女子同盟事務所という看板が掛けられてあり、若い娘達に脅迫され、日本民族復興のためにと政治献金由込書にサインをさせられてしまっこ。--「壮年会」のメンバーは新企画を考案、美正堂は一九六一年の女性美新案メイキャップと銘うった黒い口紅を売り出したが大失敗だった。モダン・レディ社の社員たちは、房江女史の独善さに憤慨、組合を作って人権侵害のストライキに入った。女史は柴木社長の入知恵で殉国女子同盟の党員を雇ってスト破りを決行した。結局、女史のこの事業は大失敗、資金を出しあった社長運は、イカサマ師だった柴木に金を持ち逃げきれそうになったが、息子らの働きで、柴木をとりおさえた。
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スタッフ・キャスト
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