十七才の逆襲 向う見ずの三日間
劇場公開日:1960年8月24日
解説
「十七才の逆襲 暴力をぶっ潰せ」に続く十七才の逆襲シリーズの第二作。瀬川昌治と野々垣冴の脚本を、「十七才の逆襲 暴力をぶっ潰せ」のコンビ日高繁明が監督し、林七郎が撮影した。
1960年製作/74分/日本
配給:第二東映
劇場公開日:1960年8月24日
ストーリー
江東の下町--自動車修理工の秋夫と勝気で明るいユキは恋人同士。秋夫は会社のスト破りにまきこまれ、目下失業中。貧しいながらも若い二人は元気だ。ある日、二人は公園で財布を拾った。パトロールに泥棒と間違えられ逃げだし、ビルの中にある金原質店に逃げこんだ。そこで主人金原の死体をみた。目撃者は他にいない。警察に届けでても、泥棒の容疑を受けていてダメ、残る道は二人で犯人を捕えるだけだ。現場に落ちていたハンドバッグの持主で、ソープランドで働く志津子を二人は訪ねた。彼女は事件に関係なかった。秋夫とユキは質屋に戻った。そこへアヤという女から電話がかかってきた。事件の夜、アヤと金原は喫茶店メリーで会っていたらしい。メリーで二人はアヤを知っている島に会った。が、秋夫は金原の部屋の鍵をかけ忘れたのを思いだし戻った。そこには大東組のボス仙波一味が待っていた。仙波は五百万円の返済に困り、情婦アヤと共謀して金原を殺したのだ。秋夫は蔵に閉じ込められた。佐々木、田宮の両刑事が来たが、気がつかずに引上げた。一方、ユキも島ら仙波の子分に監禁されていた。ユキはスキをみて田宮に電話したが相手にされない。が、金原質店から押収したトロフィの中から仙波の借用書を発見、ただちに捜査に乗り出した。高飛び寸前の仙波は、秋夫とユキを屋上に連れ出した。危機一髪、秋夫は捨身のパンチを仙波に浴びせた。ユキは田宮に電話した。仙波一味は捕まった。秋夫とユキは手をとりあって、街の雑踏の中へ走って行った。