男は騙される

劇場公開日:

解説

富島健夫の『雪の中の信子』を映画化したもので、「女は抵抗する」の長谷川公之が脚色、「セクシー・サイン 好き好き好き」の島耕二が監督した推理ドラマ。撮影も「セクシー・サイン 好き好き好き」の小原譲治。

1960年製作/95分/日本
原題:Internees of Kampili
配給:大映
劇場公開日:1960年6月1日

ストーリー

横田家の離れに間借りしていた大学生の石井が、自分の部屋で死体となって発見された。失火からか、放火からか。発見された時は、顔は勿論手足までも焼けただれていた。石井であることは着衣などから判明した。他殺と断定された。室内には犯人が侵入した様子はなかったが、事件前日、石井の国許から届いた五万円の現金書留がなくなっていた。翌日、若い女が石井を訪ねてきた。信子といい、石井の恋人だった。石井の先輩竹中は、自分を訪ねてきた大島を想い出した。大島は石井の同級生だった。大島もひそかに信子を愛していたのだ。彼は信子を石井から奪ってやると言っていた。ある婦人科の病院から石井と信子が出てくるのを目撃した。信子は妊娠中絶の手術をすませて出てくるところだった。大島は強引に信子に接近した。秘密をにぎられた信子は弱かった。石井と大島の二人の仲は険悪化した。石井は殺され、大島はどこかへ姿をかくしたのだ。警察は、石井が死ぬ前一緒に飲んだと思われるヤクザの松村という男を容疑者として逮捕した。松村のアリバイは不明瞭だった。信子は、大島をおそれ竹中の家に身を寄せていた。ある夕方彼女の許へ電話がかかった。電話を聞く信子は色を失った。電話の主は石井だったのだ。殺されたのは石井でなく大島で、犯人が石井なのだ。石井と信子は山へ逃避行を始めた。が、彼らを待っているのは死であった。

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