トップ屋取材帖 消えた弾痕

劇場公開日:

解説

トップ屋取材帖の第六話。島田一男の原作を、「事件記者 狙われた十代」の共同執筆者・山口純一郎が脚色し、「トップ屋取材帖 影を捨てた男」の井田探が監督した。撮影も「トップ屋取材帖 影を捨てた男」の中尾利太郎。

1960年製作/50分/日本
原題または英題:Pfc.Story -Behind the Enemy Lines
配給:日活
劇場公開日:1960年5月28日

ストーリー

霊柩車が襲われた。柩の中は密輸武器だった。運転手の体に撃ちこまれたはずの弾丸がいつのまにか消え、その痕跡も見つからなかった。--クラブ・ゼロに現われたトップ屋の黒木に、そっと声をかけた男がいた。その男大友は彼に小箱を託して去った。大友はあとをつけられた男に撃たれて死んだ。那津子が黒木に媚態をみせながら小箱を奪おうとした。黒木はたくみにそれを外した。クラブのマダム三輪子からも誘いをうけた。発見された大友の死体にも弾丸はなかった。塩化ナトリウムで作った弾は、やがて体温でとけてしまうという情報が入った。黒木は大友の自宅を訪ねたが、弔問に来ていた混血の青年に不審を抱いた。ジョニー・三田といい、数年前からの大友の親友という以外正体不明だ。那津子が殺された。黒木は三輪子を問いつめた。彼女は武器密輸団のボスで、三輪子を殺したのも自分だと言った。大友の小箱には次の取引きの割り符が入っているという。しかし、黒木は三輪子の部下に囲まれ、地下室に閉じこめられた。ジョニーも一味だった。三輪子らは黒木の事務所へ押しかけ、小箱を見つけ出した。三輪子が割り符を取り出した時、ジョニーらが拳銃を向けた。彼らは割り符をとり上げ、横浜の豪商陳の邸宅に急いだ。そのあとを脱出に成功した黒木が追っていた。陳はジョニーの出した割り符をニセ物だと言った。突然、三輪子か現われた。裏切ることは分っていたので、陳と芝居を打ったのだという。霊柩車を襲ったのはジーョニー一味だった。その時、黒木が駈けこんできた。武器密輸団は一網打尽に逮捕された。

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