トップ屋取材帖 影を捨てた男

劇場公開日:

解説

トップ屋取材帖の第五話。島田一男の「死神の寝台」を「影のない妖婦」のコンビ星川清司が脚色し、井田探が監督した。撮影は「刑事物語 灰色の暴走」の中尾利太郎。

1960年製作/46分/日本
原題または英題:Volcano Wind
配給:日活
劇場公開日:1960年4月19日

ストーリー

トップ屋の黒木は、知人の新倉が売りこんできた二枚の写真に犯罪のにおいをかぎつけた。一枚は顔を整形手術する直前の金髪女、もう一枚は手術後のその女。翌日、新倉は何者かに殺されてしまった。その写真の手術室が赤岩医院なのをたしかめ、そこで看護婦の美佐を知った。彼女は写真の女がハミイという名であり、リロというクラブへ行けと教えた。リロで黒木はハミイを見つけた。赤岩が殺され、黒木の事務所も家さがしをされていた。黒木は小柳刑事からネタを聞きこんだ。国籍不明の男で、国際賭博団の首領である劉が日本に潜入したらしいというのだ。黒岩は美佐の後を追い、赤岩医院で劉と一緒に潜入した外国人が顔の手術を受けているのを見た。国際賭博団の極東地区を支配していたのがハミイで、赤岩を通じて秘密を知った美佐はその地位を狙っていたのだ。黒木は小柳刑事に急報し、リロに飛んだ。ハミイはいない。地下水門では、鉄の鎖にしばられたハミイが水の中にたたきこまれようとしていた。劉は死の宣告を言い渡した。と、その一瞬、黒木がとびこんできた。続いて警官隊が。美佐もアパートで逮捕された。連行されていく美佐を見送る黒木はつぶやいた。許してくれよ、俺はトップ屋だからな、と。

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