第三波止場の決闘

劇場公開日:

解説

「暴れん坊森の石松」の芝野文雄の脚本を「天下の大泥棒 白浪五人男」の佐伯幸三が監督したアクション・ドラマ。撮影は「爆笑嬢はん日記」の岡崎宏三。

1960年製作/102分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1960年4月17日

ストーリー

競馬場で電話をかけていた運転手が殺し屋に殺された。被害者は畑といい、神戸の布地問屋ラクダ屋の依頼で東京のみどり洋服店に生地を届けた帰りだった。みどり洋服店を洗った米山刑事は、運ばれた生地が香港からの輸入品とにらみ、その密輸ルートをあばくため神戸へ急行した。一味の密会場所であるバー“黒ばら”で米山は高木と出くわした。高木は元刑事で、かつて米山とはライバルだった。高木は米山が一味をさぐりにやってきたのを知るとラクダ屋のマダム英子のパトロンである一味の首領大村に仕事を手伝うことを約した。ある日、大村の身替りで刑務所へ入っていた譲太が釈放された。大村配下の殺し屋が待っていた。しかし、譲太は反対にやっつけた。さらに用心棒の鳥井が譲太を殺すよう命じられたが、彼は逆に譲太を助け、二人して大村を失脚させ麻薬を独占しようと図った。一方、米山は“黒ばら”で昔の恋人香を見つけた。彼女は麻薬団のボスの情婦で、今は歌手重山の恋人でもあった。運転手の橋本は東京までの麻薬の運転を引受けた。恋人が麻薬患者の父を入院させる費用に困っているのを助けたいために。荷受けであるゴルフ場につく寸前、譲太と鳥井に襲われ、怪我をして警察に留置された。橋本の口から警察にバレるのを恐れた一味は青酸カリ入りの寿司を差入れした。高木に好意を抱く英子から情報を知った高木は、これを米山に流した。橋本の命は助かった。橋本は遂にゴルフボールに麻薬をつめて流すことを告白した。香が警察へ行こうとしたところを射たれた。米山に「今夜十時XX棧橋で大きな取引が」と言って息が絶えた。高木も英子から麻薬団のリストを手に入れると棧橋へ。第三波止場での決闘。大村一味は捕えられた。高木は米山にリストを差し出し「デカは一生デカ根性が抜けない」と言って死んだ。

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