風小僧 風雲虹ヶ谷

劇場公開日:

解説

北村寿夫の原案から真弓典正が脚本を書き、仲木睦が監督した、風小僧こと山城新伍が活躍する時代劇。撮影・森常治。

1960年製作/51分/日本
配給:第二東映
劇場公開日:1960年3月22日

ストーリー

ばく大な財宝をもつ西之荘清典の荷駄陣が山路を行く。そこへ突如襲いかかった野武士の一隊。清典と護衛の八田睦斎、久太、玉緒らは縛りあげられた。しかしそこへ風の如く現われた風小僧は清典らを逃がしたが、自分は野武士の首領、神屋市兵衛の短銃のため、睦斎とともに崖下へ--。一命を助かった睦斎は、煙ヶ嶽城下で貿易商になりすましている市兵衛を見つけ、彼が煙ヶ嶽城の戦奉行・児井武平太と結託、西之荘の財宝を手に入れ、煙ヶ嶽城を我がものにしようと企んでいることを知った。ある日、野武士の一味が西之荘を襲い、清典を殺し、その子、紅太郎をさらっていった。一足おそく現われた風小僧に、清典は、宝物の在りかは六人の子のお袋に……と告げて息絶えた。一方、煙ヶ嶽の城主・小六は睦斎から市兵衛らの陰謀を聞き、直ちに部下をやったが市兵衛は姿をくらまし紅太郎も見つからなかった。しかし、同じころ児井武平太の邸へ忍びこんだ風小僧と睦斎は、そこに紅太郎を見つけ救出した。が、睦斎は捕われた。十五夜の宵、煙ヶ嶽城内で月見の宴が開かれた。武平太、市兵衛らは、この宴に熊祭りを披露するアイヌの一行に変装して忍び込んだ。熊をねらうアイヌの弓。熊は縫いぐるみを着せられた睦斎だった。そして武平太の合図で弓と、小六を狙う鉄砲が火を吹かんとしたとき、屋根の上から一斉に武平太一味に矢が放たれた。紅太郎、久太ら西之荘の武士たちだ。小六は斬りかかる武平太を倒し、紅太郎は市兵衛を斬った。虹ケ谷にかかった虹によって間もなく財宝は見つかり、小六と紅太郎に平和が来た。

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