殴りつける十代

劇場公開日:

解説

川内康範の原作を、原作者自身と武田知之が脚色、新人鈴木敏郎が監督した、姉弟愛を中心にした青春ドラマ。撮影は「警視庁物語 遺留品なし」の佐藤三郎。

1960年製作/66分/日本
原題または英題:Tell it to the Dolls
配給:第二東映
劇場公開日:1960年4月5日

ストーリー

史郎は高商三年の学生、歌とトランペットが達者だ。彼はテレビ・コマーシャルのタレントである姉の京子と二人きりの生活だ。彼女にはニッポン・レコードのプロデューサーの萱場という恋人がいた。史郎は女子楽団のコーチを依頼されピアノを弾く明子と知り合った。数日前、同級の向井に追い廻されているのを助けた女だった。向井は史郎に喧嘩を売った。史郎は腕を傷つけた。アルバイトをクビになりそうになったが芸能ブローカー熊本の口ききで無事治まった。熊本は以前から京子に目をつけていたのだ。史郎は京子の言うように堅気なサラリーマンになろうとし、就職試験を受けたが両親がいないという理由ですべて失敗した。一方、熊本の情婦である歌手の蘭子は京子の紹介でニッポン・レコードと契約した。蘭子との手切れをおそれた熊本は子分に史郎たちを襲わせた。明子が怪我をした。史郎は入院費を工面しなければならなかった。京子の許ヘ熊本から電話がかかった。五十万円で契約したいという。京子は事務所へ行った。史郎が後を追い、熊本に挑まれている京子を救い出した。やがて警官隊が来、熊本一味は逮捕された。--史郎はニッポン・レコードと歌手として契約した。テレビ初放送、史郎の歌を聞く京子と明子の頬には涙があった。

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