忍術武者修行

劇場公開日:

解説

「お夏捕物帖 月夜に消えた女」の安田重夫の脚本を、「新・二等兵物語 敵中横断の巻」の福田晴一が監督した忍術映画。「よさこい時雨」の片岡清が撮影した。

1960年製作/76分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1960年1月21日

ストーリー

豊臣方が関ケ原の戦いに敗けた頃のオハナシ。紀州九度山の真田幸村は家臣にクジ引きさせ、猿飛佐助と三好清海入道の二人を駿府へ旅立せ、徳川方の動静を探らせることにした。腹心の美女お国から報告を受けた本多佐渡守は、江戸から伊賀流の忍者・芥田九郎兵衛を呼び寄せると共に、諸国の忍術使いを集めて、佐助に対抗させようとした。佐助は駿府に着くと、城内へ忍び入り、家康のキモを冷すが、某国の死の商人オッコールから連発銃買入れをはかっていることを知ると、報告のため九度山へ向った。清海にムチャな暴れ方をしないよう柔弱になる薬をのませるのを忘れなかった。三日後に佐助は帰伍した。連発銃と火薬を爆発させ、捕われている倉西備前守を救出するという新しい使命をおびてである。自分とよく似た同宿の赤星という忍術使いに佐助は挑戦し、石燈籠にしてしまうが、数日後、その赤星になりすまして、諸国から集まった忍術使いの群と共に佐渡の屋敷に入った。清海もカツラをつけて仲間にはいった。言い寄る九郎兵衛からお国を救けたことが、佐助と彼女の心を近づけた。忍術使いの群は秀頼の首を取れと命令され大阪へ出発するが、途中で佐助にみんな石の地蔵にされる。--清海は父備前守を探しにきた巡礼姿の春姫を宿にかくまうが、ちょうど着いた幸村の一子・大助と共に捕手に襲われ、捕ってしまう。この三人を連発銃の試射の的にするとおどして、家康は備前守を味方にしようとする。術の解けた赤星や忍術使いたちが戻ってきて、二人の赤星をめぐってテンヤワンヤが起った。九郎兵衛のチエで、ニセ赤星・佐助は捕り、ノドを刺された。試射の当日、三人の命がアワヤとおもわれた時、現れたのは佐助である。分身の術で生きていたのだ。忍術で十勇士を次々に現わし、敵を悩まし、備前守や三人を救い出した。--佐助は大助と清海をヒョータンに乗せて飛び去っていた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く