ある女子高校医の記録 妊娠

劇場公開日:

解説

「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」の高橋二三がシナリオを執筆し、「喜劇 泥棒学校」の弓削太郎が監督したドキュメンタリー・タッチの青春もの。撮影は「女賭博師鉄火場破り」の中川芳久。

1968年製作/76分/日本
原題または英題:Pregnancy
配給:大映
劇場公開日:1968年7月27日

ストーリー

白鳥女子高校の校医正木は、身体検査の時、処女証明書を書いてほしい、と女学生のみどりに頼まれて驚いた。そんな時、正木は旧友のトップ屋増永から、女子高生の四〇%が非処女で、妊娠中絶の経験者が一七%という報告を聞き、現代の女子高校生の無軌道ぶりに唖然とさせられた。みどりが家出した。正木はみどりの家を訪ね、彼女の日記を手がかりに調査を始めた。クラス委員で模範生の早苗に事情をきいても、みどりの家出の原因は、何も知らなかった。数日後、正木はみどりの同級生のマッチー、ツンコ、アキの三人組が銀座で“ハレンチごっこ”をしているのを目撃した。それはノーパンティで男を挑発する流行の遊びだった。みどりは大学病院にいた。妊娠かも知れないというのだ。彼女は男と同棲していたのだった。やがて正木は、女生徒の間に秘密結社のような組織があり睡眠薬遊びや、同性愛にふけっていることを知った。組織のボスはエリーという謎の女だった。正木はこうした女生徒の生活を知って彼女たちに正しい性知識を教えようとした。しかし、こうした正木のやり方に、早苗の父田島が反対し、学校のスポンサーである立場から正木を辞めさせると言うのだった。そうしたある日、正木はアングラ喫茶でエリーこそ、優等生の早苗であると知って驚いた。早苗は自分の裸体の絵を描かせて楽しんでいた。一方、女生徒たちは正木辞職の噂に反対運動を起していたが、田島は自分の娘が乱脈な遊びの張本人と知って、正木退職の主張をひっこめざるを得なかった。間もなく早苗は退学し、スイスへ去っていった。

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