天使の誘惑(1968)

劇場公開日:

解説

「夜明けの二人」の野村芳太郎がシナリオを執筆し、「ケメ子の唄」の田中康義が監督した青春もの。撮影は「みな殺しの霊歌」の丸山恵司。

1968年製作/87分/日本
原題または英題:An Angel's Temptation
配給:松竹
劇場公開日:1968年7月20日

ストーリー

ジュンは明朗な娘で誰からも好かれる性格だった。レストランのウェイトレスとして働いているある日、ジュンは城北大学の学生良平と知りあい、東部リーグ戦で勝ち、祝賀に酔う街を歩いた。ジュンはいつか良平に軽い恋心を抱いた。しかし、良平はその夜、学生たちの乱闘にまきこまれて逮捕された。翌日、警察に行ったジュンは、良平が偽学生であることを知った。釈放された良平は驚いて見つめるジュンを残して、去っていった。気をとり直したジュンは、スーパー・マーケットで働くことにした。一方では高級マンションに往む夫婦の、犬の散歩のアルバイトもしだ。ジュンは散歩の途中、やはり犬を連れたハンサムな徹と会い、胸をときめかしたが、実は徹は、ジュンの同僚の明子の恋人だったのだ。ジュンはまた失恋した。夏が来た。ジュンはメイズ・ショップで働き、夜はビヤガーデンでアルバイトと忙しい。そんなある夜、ジュンは酔っはらいにからまれ、トラック運転手英雄に助けられた。数日後、英雄に誘われてジュンはトラックで沼津までドライブした。沼津には英雄の家があるはずだった。しかし、彼の家は、道路拡張で取り壊され、成金になった英雄の父は酒と女と博奕でスッカラカンになっていた。英雄は落胆した父の姿を見かねて、名古屋に腰を落ちつける決心をするのだった。ジュンはそそっかしいが気のいい英雄に、心あたたまる思いだった。再び、東京に戻ったジュンは友人の由紀とスナックに勤めることにした。そこでジュンは、フランスで事業に失敗し、久しぶりに日本に帰った桂と親しくなった。買物やナイトクラブと、二人は楽しい時間を過したが、ジュンは桂が昔の恋人が忘れられず、また事業の失敗で死ぬ決心をして日本に来たことを知った。だが、桂は明るいジュンの姿にこころを変え、もう一度新しく出直す決心をして、ジュンに別れを告げるのだった。ジュンはそんな桂をいつまでも見送っていた。

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