代貸
劇場公開日:1968年4月19日
解説
「日本侠客伝 絶縁状」の棚田吾郎がシナリオを執筆し、「続・渡世人」の佐伯清が監督した任侠もの。撮影は「網走番外地 悪への挑戦」の稲田喜一。
1968年製作/89分/日本
原題または英題:Three Chivalrous Men
配給:東映
劇場公開日:1968年4月19日
ストーリー
大陸での兵役を終えた大室と船越は、帰国の船の中で親しくなったが、二人は反目しあう渡世人一家のそれぞれの代貸だった。平津の中西一家と石黒一家は滝ヶ瀬温泉の利権をめぐって敵対していたのだ。中西は県の有力者や軍の将校を抱き込んで、石黒が滝ケ瀬から湯不足に悩む湯の沢温泉に湯をひこうとしているのを妨害し、双方に流血騒ぎが起きていた。大室は義兄である中西のあくどいやり方に不満を持っていた。そんな時に、中西の娘邦子と船越が恋人同士なのを知った大室は、邦子の家出を見逃してやった。しかし、病床にあった石黒は、こともあろうに自分の妻お澄が中西と通じているのを知り、その衝撃で急死してしまった。一方、石黒と中西双方の主筋にあたる先代天城家の一人娘で滝ケ瀬の持ち主比佐江は、湯の沢温泉の困窮を救おうとしたが、逆に、中西が持っていた先代の借用証書をネタに、滝ヶ瀬を買収されそうになった。大室と船越は、こうした情況の中で手を握り、ことの次第を陸軍病院建設用地の視察に来る士官に直訴することにした。しかし、中西一家の子分たちが、彼らの行手を遮り、乱闘になった。その時、元天城家の代貸岡本が大室たちを救った。岡本は、比佐江の許婚者でもあった。翌日、視察官として現われた杉下軍医は、船越の上官にあたる節操の堅い男で、中西の思い通りにはならなかった。一方、借用証書の件は、岡本が現金で返済したため、解決はついた。ところが、中西は比佐江と邦子を人質にして石黒の葬式に殴り込もうとしたのだ。これを知った船越、大室それに岡本は先手を打って中西一家に乗り込んだ。しかし凄惨な闘いのあと中西一家は潰滅したが、岡本もまた深傷を負い、大室らに見守られながら息を引きとっていった。
スタッフ・キャスト
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船越和三郎梅宮辰夫
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大室勘治若山富三郎
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中西大木実
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政吉辰巳柳太郎
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邦子城野ゆき
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比佐江白木万理
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お澄三原葉子
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市村山城新伍
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石黒清水元
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田尻今井健二
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石黒の子分植田灯孝
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石黒の子分山之内修
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石黒の子分水原仗二
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土屋八名信夫
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熊井関山耕司
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宏潮健児
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久一佐藤晟也
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中西の子分1秋山敏
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中西の子分2小林稔侍
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中西の子分3伊達弘
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中西の子分4川田信一
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川口天津敏
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堀北川恵一
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武内沢彰謙
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青木室田日出男
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本多佐川二郎
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岸河合絃司
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杉下御木本伸介
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水上須賀良
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旅館主東田川恒夫
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旅館主西本滝島孝二
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旅館主南大木史朗
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旅館主花村岡野耕作
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売薬屋の主人相馬剛三
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組合長A久保一
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組合長B山浦栄
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組合長C志摩栄
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岡本隆三鶴田浩二