劇場公開日 1966年1月29日

処女が見たのレビュー・感想・評価

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4.0若尾文子×三隅監督

2023年12月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

初見は2015年7月『若尾文子映画祭』(@角川シネマ新宿)、8年ぶりに鑑賞🎥
当時は若尾文子主演の未ソフト化作品だったが、その後DVD化された📀

ベテラン尼僧(若尾文子)が不良高校生(安田道代)を寺に受け入れて心を通わせていくが、俗物的な僧侶(城健三朗)に犯されて…という物語。
(やはり若尾文子主演の『越前竹人形』では西村晃に…であった(^^; )

尼僧姿の若尾文子もなかなか綺麗で、この映画で「新スタア」と表記される安田道代もデビュー作にしてはけっこう出番が多い。
この作品の直後に、この2人は『氷点』(山本薩夫監督)などでも共演している。

冒頭、不良少女(安田道代)が停学処分を受けたりしたものだから、叔父が根性叩き直すと言って尼寺に修行させる。
最初は反抗していた不良少女だったが、綺麗な尼僧(若尾文子)にあこがれ感化されながら「私も尼僧になる!」という流れで、不良少女の更生映画か?と思ったら、まだまだ先があった…。
綺麗な尼僧(若尾文子)は、俗物的な僧侶(城健三朗)に犯されて…という展開へなだれ込んでいき……と物語は進んでいき、驚愕の終焉を迎えるが、そのあたりは観てのお楽しみ。

「私はお経をあげるのです」と言いながら、若尾文子が尼僧姿で「エレキの祭典」を見るという「こんなの有り?」的な展開も楽しい🤗

寺ばかりを描くと暗い映画になりそうだが、エレキギターなどを取り入れるなどユーモラスな面も感じられる三隅監督作品🎥

なお、DVD特典映像の「予告編」は、本編で使用されなかったフッテージが見られる「未使用場面」がなかなか良かった🙂✌️

<映倫No.14351>

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たいちぃ