「若尾文子」刺青(1966) kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
若尾文子
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新助(長谷川)は闇討ちに遭い、殺されそうになるが逆に相手を殺してしまう。さらにお艶(若尾)をやくざの徳兵衛(内田朝雄)に売った船頭の権次(須賀不二男)を殺す。とにかく女郎蜘蛛を彫られたお艶に男は気が狂ったように惚れるため、荒稼ぎをする徳兵衛。そして旗本芹沢(佐藤慶)も彼女に惚れ、妾にしようとしたため大きな勝負に出る徳兵衛だったが、返り討ちに遭い、殺されそうになる。そしてとどめを刺したのがやはり新助。都合3人を殺してしまい、罪悪感と自責の念が彼を苦しめる。そして、自分以外の男とも寝ていると知ると、お艶と心中しようとするが、逆にお艶に殺されてしまう新助。さらに彫ったことを悔やんでいた彫り師清吉(山本)が、その悪の根源である刺青を無くすためお艶を刺す・・・もうドロドロ。
音楽が最初から怪談のように気味悪い。それが効果を出して、映像さえもドロドロの怪談のような雰囲気。すごい映像だと思っていたら、やはり宮川一夫。なかなか面白いぞ。
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