父と娘の歌のレビュー・感想・評価
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吉永小百合 渾身のピアノ演奏
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この映画、驚くなかれ、なんと吉永小百合さん本人のピアノ演奏が聴ける作品なのです。しかもかなり難易度の高い曲ばかりです。ただ可愛さや清楚さを売り物にした作品が多い中で、かなり毛色が異なり物語の起伏も控えめに音大性役を熱演しています。
映画を見始めてしばらくして「あれ?ピアノ演奏のシーン吹き替えじゃないの?」という疑念が起こり、終盤からラストシーンの演奏シーンで「わ!本人が弾いているんだ!」という確信に。
調べてみると小百合さんはピアノ演奏のレコードを出されているほどの腕前。迂闊でした。
ラストシーンのピアノコンチェルトでの熱演は必見です。
ところで、吉永小百合さん作品のお相手役としては欠かせない浜田光夫さんもバイオリンを本当に演奏されていて、こちらも相当な腕前。wikiで調べると幼少の頃からバイオリンを嗜んでいたようで、納得でした。
ところで、本作のお父さん役には宇野重吉さんが配役されていて、ちょっと珍しいのですが、気難しい芸術家ということを考えると適役だなと思いました。たしかに笠智衆さんじゃないでしょうね。
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