大笑い殿様道中
劇場公開日:1964年2月1日
解説
野上龍雄の原案を「東海一の鬼紳士」の若井基成が脚色「続・てなもんや三度笠」の内出好吉が監督した時代もの喜劇。撮影もコンビの羽田辰治。
1964年製作/82分/日本
配給:東映
劇場公開日:1964年2月1日
ストーリー
浜松奉行所牢を今日出るチャッキリ藤太は前科一九犯のしたたか者だが、大分まの抜けた、頼りないスリ。相棒の金次は、箱根近くで無気味な武士団からお八重と名のる娘を助けた。が丁度そこへ来あわせた藤太を見て「藤太は偉い人に似ている」と八重は不審顔。そこへ現れたさき程の武士団、藤太の顔を見るや斬りこんできたが、八重はなぜか、藤太らを逃して、自分が大立廻りを演じた。その訳は、井上河内守様を暗殺しようと暗殺団がくりこんでおり、河内守が町人に化けて旅をしているというのだ。武士は暗殺団の一団だった。さて藤太と金次は、小田原宿場で河内守の家老に「殿の身代りに」と頼まれ、命を狙われているのも知らず大喜びでひき受けた。その屋敷でお八重は、二人の出現に驚き、事の次第を教え、自分も忍者だと白状した。がその忍者もいつの間にか藤太を好きになってしまった。一方のがれた金次は大久保彦左、太助に会い暗殺中止を頼んだ。明日はニセの行列一行が江戸入りするという夜、暗殺団と見合った藤太と本物の殿様、あわや命はと思ったが、彦左衛門「上意」による暗殺中止とめでたく、終を了げた。藤太はお八重を連れてまた旅立っていった。
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スタッフ・キャスト
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