われらサラリーマン

劇場公開日:

解説

「喜劇 駅前茶釜」の長瀬喜伴がオリジナル・シナリオを執筆、「地方記者」の丸山誠治が監督したサラリーマンもの。撮影は、「クレージー作戦 先手必勝」の玉井正夫。

1963年製作/89分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1963年11月24日

ストーリー

大阪の天満宮付近にある老舗のとうふ屋「いなりとうふ」の主人清造夫婦には三男二女の子供がいる。長男の栄一郎と次男の弘二は独立してサラリーマン生活に入り、老夫婦と暮しているのは長女でBGの敦子と、大学生の省三、高校生の真佐子の三人である。西宝電機の販売課に勤める栄一郎は、元橋常務から目をかけられ、次期販売課長の椅子を約束されているが、停年近い小心な石川課長は栄一郎の存在が面白くなかった。しかも、弘二と元橋常務の息子京一とは学友であり、京一は敦子に思慕を寄せていた。がこの事情が“自分の妹を使って立身出世を計る男”と悪評をたてられる有様だった。折も折、販売不振を打開するため、打開対策案を検討したが、栄一郎のスーパーマーケットの特徴を生かした月賦販売の利用は、その席上で石川課長に一笑にふされた。しかし元橋常務に方針を問いつめられた石川は、栄一郎の案を自分の案出したものの如く話し、認められて停年後も嘱託として残留することになった。これを知った栄一郎は、安易なサラリーマンの生活と要領主義に失望し、家業をつぐことを決心した。一方弟の弘二は地道なサラリーマン生活を続け、やがてパパになろうとしていた栄一郎の話を聞いた時義姉の気持を察したのはこの夫婦であった。又敦子も身分違いの結婚と反対をうけ悩んでいた。やがて栄一郎はとうふ作りに専念した。勘に頼らず計算ずくの合理主義は時をかけずして立派なとうふを完成させた。そして栄一郎は、財産を拡張資金にして、兄弟を株主にして会社組織にする事を思いつき、独立サラリーマンへの道を進んだ。敦子も京一の懇顔で結婚にふみきり、小室一家は明るさをとり戻してハリキッていた。

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