ジェリーの森の石松

劇場公開日:

解説

「真田風雲録」の小野竜之助のオリジナル・シナリオを、「傷だらけの不敵者」の近藤節也が監督した時代喜劇。撮影は「夜霧の上州路」の荻屋信。

1963年製作/83分/日本
配給:東映
劇場公開日:1963年9月29日

ストーリー

となり袋井宿の女郎屋に客を取られて不景気な東海道掛川宿の通りを、アラヨッと丸太を満載したダンプカーならぬ大八車を、コマ落しの猛スピードで運転して来たのが主人公石頭の松こと石松、兄貴と喧嘩して親父の浪曲調の説教を聞かされたが、そんなものは柳に風とうけ流しポン友七五郎、亀吉と共に掛川一家と袋井一家の出入り見物としゃれ込んだ。しかし両一家全然ファイトがない。たまりかねた石松、見物席から飛び出して、ゼンソク持ちの掛川の周太郎の刀を拝借して袋井に切込んだが、もとよりやる気のない両一家、あわてて石松を押しとどめ、頃合を見て登場した代官の仲裁で平和交渉と言うことで妥結した。袋井の賭場で一暴れした石松たち、掛川一家に就職しようとかけあったが、平和主義者周太郎に断わられた。それでは自分達でかせごうと、村の古寺を改造して新式の娯楽場を開設、亀吉のイカサマでガッポリ儲けたまでは良かったが、たちまち代官にとっつかまり牢にぶち込まれた。しかしここでも石・亀・七・牢名主のスリの三吉をコテンにして牢の実権をにぎった。一方石松のアイデアを盗用して娯楽場を建設中の周太郎は、平和交渉が決烈しゼンソクが嵩じてみっともない死に方をした。復讐の念に燃えた跡つぎ半造は代官をだまして石松たちを牢から出し、石松をおだてて袋井の五郎蔵を斬りにやる。三度笠に雨合羽、調子に乗った石松は早速袋井一家に乗込んで用心棒芋畑十三郎を切ったが、石松自分も片目になった。代官の斡旋でまたまた平和条約を結んだ半造と五郎蔵は大娯楽場の開場式に列席し、石松等も珍妙な女郎に化けてパーティ入り、スリ三吉も仲間にして、テンヤワンヤの大騒動を、おっぱじめた。

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