太陽先生青春記

劇場公開日:

解説

小説倶楽部連載宮下幻一郎原作を「サラリーマン権三と助十 恋愛交叉点」の若尾徳平と中沢信三が共同で脚色、「大当り三代記」の的井邦雄が監督した青春メロドラマ。撮影は荒井満次郎。

1962年製作/75分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1962年4月1日

ストーリー

信州から東京郊外の月カ丘高校に社会科の教師として赴任して来た真田大介は、「俺は太陽の如くありたい、諸君と共に太陽の如く強く明るく生きていきたい」と挨拶、太陽先生というアダナをもらった。この大介にクラス委員の桜井京子が好意を持ったが、土地ブローカーの村越作造の息子三郎、通称サブと不良仲間の石松、トミ達は事毎に大介に抗らった。歓迎宴会が料亭夢の家で行われた晩、大介は、土地のボス金山大吉に口説かれて困っている女将由起江を救ったことから、料亭の帰途、金山の乾分に襲われたが、長久寺の天竜和尚に救われた。その晩、和尚の娘ユカリから、山上教頭、村越、PTA会長の佐川らが金山と結托、学校の敷地拡張を名目に一儲け企んでいることを聞かされた大介は、金山一派と戦うことを決意した。大介は、その後夢の家に由起江の子供の家庭教師として通うようになった。このことは、彼女と大介が醜関係を結んでいるといった噂をよんだ。一方、観光センター建設を企む金山達にとって、母親と二人暮しの町子の土地、屋敷が邪魔で、町子にかねがね、想いを寄せている山上教頭が、色と欲との二股で町子に言い寄っていた。こんな時、サブが傷害事件を起して警察に保護された。五郎、竹たちがトミに悪ふざけしたのをかばって竹に傷を負わせたのだ。これを機会に金山、山上達は大介、校長の辞職を迫った。しかし、生徒達は皆、大介、校長を支持した。作造も息子三郎のことですっかり改心した。そこへ、金山達の陰謀を知る由起江が天竜和尚と一緒にPTAの席上に乗りこんで来た。金山一味の陰謀は皆の前に暴露され、野望はふんさいされたのだ。

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