男の歌

劇場公開日

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解説

「椿三十郎」の菊島隆三原作を、「乾杯!ごきげん野郎」の井手雅人と大河寿雄が共同で脚色。「非情の男」の高橋治が監督したボクシングもの。撮影もコンビの加藤正幸。

1962年製作/84分/日本
配給:松竹

ストーリー

喧嘩が強くて男っぷりのいい中村純三は、この界隈に縄張りをもつ秋田組の兄貴株。親分の大五郎も幹部の市村も純三には一目おいている。純三の恋人光子は彼が堅気になるのを願っており、酒屋を営んでいる光子の父松造も彼がそうなれば店で働いて貰ってもいいとさえ考えていた。ある夜、純三はふとした事から太洋拳の並木とは知らずに喧嘩して、パンチをうけてのびてしまった。そんな純三の手当をしながら悪態をつく北原医師。彼は亡き純三の父親とつき合いがあったことから、純三を我が子のようにかわいがっていた。翌日、試合を見に行った純三は、並木の堂々とした闘いぶりにすっかり魅せられ拳闘を習おうと決心した。それを知った光子は猛反対。だがその日から、純三はあの手この手で自分を売込みにかかった。その甲斐あって、彼は会長夫妻に認められたが、入門したければやくざの足を洗えと言いわたされた。仕方なく純三は大五郎に盃を返上したいと申出た。それを聞いて殺気だった大五郎に純三は、表向きだけでも盃を返したことにしてもらった。彼は北原にいれずみを消してもらいジムに通い始めた。やがて純三は、大阪で四回戦ボーイとして初出場することになった。だが、大阪へ向う車中愚連隊にからまれた親娘を救おうとして、彼は喧嘩にまきこまれてしまった。このことが会長に知れ純三は出場停止。やけになった彼は再びやくざの世界へもどったが、光子のとりなしでカムバック出来た。その後の彼の成績はめざましく、ついに新人王決勝戦へ--。その前夜、大五郎は純三に八百長試合を強要した。試合当日、白熱化したりングでは純三が追いこまれていたが、次の瞬間、彼のパンチがとび相手をノック・ダウン。約束を破った純三は、その夜大五郎たちの暴行をうけた。無抵抗でじっと耐える純三。これで秋田組とも縁の切れた純三は、今はチャンピオン目指して連日激しいトレーニングにはげむのだった。

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