復讐は俺らの歌

劇場公開日:

解説

「金も命もいらないぜ」の松浦健郎と今村文人の原作・脚本を「カメラ・トップ屋 お嬢さんが狙ってる お色気無手勝流」の小石栄一が監督したアクション・ドラマ。撮影は「風の野郎と二人づれ」の福島宏。

1961年製作/81分/日本
配給:ニュー東映
劇場公開日:1961年10月25日

ストーリー

ミナト横浜の暗黒街ではP興業と海民クラブの二大ギャングが勢力争いを続けていた。P興業の島社長と子分たちが海民クラブのボスの乗用車を襲って麻薬を奪い、根城のクラブ「紅い城」に引き揚げた時、弟健次が恋仲の医大生康子と東京から訪ねてきて、薬剤師の国家試験に合格したと告げた。その夜、健次は兄の子分松野に兄の胃腸薬だという薬包みを渡され、分析を頼まれた。しかし、それはヘロインで、麻薬官と警官に踏み込まれ、健次は初めて兄が麻薬を扱うギャングのボスと知った。迎えにきた康子に「俺の心は汚れてしまった」と別れの言葉を投げつけ、自分を欺し続けた兄にヤクザになって復讐をと決心するのだった。一年後、今はヤクザ振りも板についた健次は、外国へ高飛びした兄に代ってP興業を支配していた。ある日、高岡という男が兄の手紙を持って、シンガポールからきた。近く病院を開く康子に久しぶりで会った健次は、兄が帰り次第ヤクザの足を洗って結婚すると康子に誓った。高岡こそはシンガポールで兄を殺した男である。海民クラブ側に寝返った高岡と松野は、健次に想いをよせる「紅い城」の女給ハルミをおとりに使い、健次をおびき出した。傷ついた健次はハルミの助けで湖畔のバンガローに逃れることができた。康子を脅迫した高岡一味は再び健次を襲うが、かねて麻薬ギャング探索中の篠刑事が駈けつけ、高岡らは倒された。

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