アッちゃんのベビーギャング
劇場公開日:1961年9月17日
解説
岡部冬彦の漫画で週刊朝日連載『アッちゃん』、週刊文春連載『ベビーギャング』より「香港の夜」の井手俊郎が脚本を書き、「大学の若大将」の杉江敏男が監督したホーム・コメディ。撮影も「大学の若大将」の鈴木斌。
1961年製作/90分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1961年9月17日
ストーリー
アッちゃん一家はパパの会社の専務さんの紹介で専務さんの家の前に引越してきた。だがママは専務さんのお向いに引越したことには反対だったのだ。パパは「お互いのプライバシーを守ればいいんだよ」とママを慰めた。しかし、ママの不安は当った。専務さんはパパと紳士同盟を組み、浮気のお供にした。そして専務さんの奥さんも、パパに専務さんをスパイするお守り役を頼んだ。だからママはゴキゲンが悪い。パパは「僕みたいに誠実な男に、イチコロの女がいる」という。ママも「私にだって、僕の永遠の女性ですという男がいるわ」とまけない。お互に何かあったらしい。ママに熱をあげたのは、アメリカ帰りの上野君、彼は専務さんのお嬢さん百合子さんのお見合の相手だった。お見合の当日、上野君のアメリカの恋人が、ものすごい見幕で押しかけてきた。百合子さんは気を失い、お見合はメチャクチャ。ママに首ったけのもう一人の青年は川崎君、彼は百合子さんのボーイフレンドで、結局は百合子さんとうまくいく。パパにイチコロなのは、バーの女給ミドリさん。うまくいきかけたものの、パパの正直がわざわいしてこれもおじゃん。だがパパとママの冷戦は続いている。ある晩、アッちゃんはギャングに化けて、パパとママの夢の中にでてやった。浮気の夢をお楽しみのパパとママはアッちゃんのピストルにビックリ、両手をあげて降参した。パパとママは前よりももっともっと仲良くなった。