劇場公開日 1961年6月9日

女の橋のレビュー・感想・評価

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5.0花柳街物を以前から手掛けている田中澄江脚本で、歯切れ良いテンポもカット割りも快調な作品

2023年8月27日
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鑑賞方法:映画館

花柳街物を以前から手掛けている田中澄江脚本で、とても歯切れ良い展開と演出で、こりゃ面白い!な快作ですが、たまき(瑳峨 三智子)の元旦那や最初は善良に見えて狡猾さ全開の若手社長や見栄っ張りでケチなステレオタイプ的な大阪商人などの男性陣が、5分に一度の割合でバレバレ嘘や誤魔化しをして、やらかしていく姿には、苦笑を通り越して若干いたたまれない気持ちになる🥴 まともな男は、社長の部下で良心の呵責に苦しむ若い山本豊三や良い子過ぎるたまきの息子などがいるけど、たまきの世話人でもある財界の御意見番的大物は、かなり人を見抜けないボンクラ(問題発言🙇‍♂️)なのが痺れる😅 テンポもカット割りも快調な作品で、今回のプリントは傷などが少ないモノですが、恐らく原盤の問題で、色味に偏りや褪色劣化を感じるので、何らかの対策して欲しい作品だと思う。 中村登監督は、凝ったカメラワークや長回りや癖のある演出を余りしない職人気質の演出するので、優れた脚本があるといつも水準以上の作品を見せてくれる安定感がある。 以下余談 協力企業が大阪トヨペットなので、「コレ、トヨペット?」のタイアップなセリフと初代トヨペット・クラウン(1955〜62)推しだが、物語が進むにつれて、狡猾さ全開の社長さんが持ち主なので、逆宣伝じゃないのかな?🤔 劇中にトヨペット店と夜のネオンサインが、丁重にワンカットでバッチリ映るのはモロにタイアップ 鉄分多めの人なら大阪行きの電気機関車に牽引された特急(つばめ?)と当時の食堂車のシーンが気になると思う。🤔 61年当時の上野動物園と初代モノレールの動くカラー映像があるのは、ちょいと嬉しい😊

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