漫画横丁 アトミックのおぼん 女親分対決の巻
劇場公開日:1961年5月23日
解説
「漫画横丁 アトミックのおぼん スリますわヨの巻」につづく、アトミックのおぼんシリーズ第二作。スタッフは前作と同じ。
1961年製作/80分/日本
原題または英題:Obon's Dipping Contest
配給:東宝
劇場公開日:1961年5月23日
ストーリー
アトミック組の女親分おぼんは、スリ稼業から足を洗い、おでん屋“おぼん”を開いている。店は、彼女の濃厚なお色気ムードに引きつけられるお客で大繁昌。ダテノ・モータース社長の甥でセールスマンをやっている章太郎と将来を約束したおぼんだが、子分たちを堅気の仕事につかせるまでは結婚できない。ある日、章太郎の叔父伊達野がバーのマダムお伝との濡れ場を盗み撮りされ、それをネタにユスられる彼目になった。お伝はユスリ、タカリを業とする大江山興業の社長大江山の情婦で、仕組まれた罠にかかったのだ。事情を聞いたおぼんは、取引きの当日、大江山の子分から写真をスリとって伊達野の窮地を救った。アトミック組のインスタントのおちかと、大江山の子分坂本とは恋仲だった。彼らを通じておぼんがバーの出物を捜しているというニュースを大江山が知りお伝の店をネタに一計を図った。図られたとは知らないおぼんは、早速買いとることにした。関西のヌーベル婆ちゃんが、子分拡張、新弟子養成に東京分校ヌーベル組に派遣されてきた。例の権利書をアトミック組からスリ返してもらうための相談に、大江山がやってきた。しかし、ヌーベル組の子分がドジをふんで失敗した。大江山は、店の権利以外の調度品、一切の経費五百万円を払ってもらおうとおどしに出た。だが、おぼんの合気道で大江山はふっとんだ。おちかのもつ五百万円の受取証が、今度はヌーベル姿ちゃんにスラれた。おぼんと、ヌーベル婆ちゃんとの対決。決闘時間は十分間、スリとった量で勝敗を決める。おぼんの目前に章太郎が現われた。おぼんも男には弱い。その時、警官がヌーベル婆ちゃんを現行犯で捕えた。おぼんは章太郎の手をとった。