コルトが背中を狙ってる

劇場公開日:

解説

川内康範の原作を、原作者自身と大野康豊が脚色し、「借りは返すぜ」の古川卓巳が監督したアクション・ドラマ。撮影は「英雄候補生」の峰重義。

1960年製作/77分/日本
配給:日活
劇場公開日:1960年12月21日

ストーリー

エア・フランス機のタラップから、マダンカン民族舞踊団とともに一人の中国人神父・劉尭徳が降りたった。銀座に輝光堂という宝石店を経営する谷が迎えた。海岸沿いの道で二人の怪漢に黒カバンを強奪された。その夜、輝光堂の一室では、ジョージと健を前にして谷がほくそ笑んでいた。二重底の黒カバンからダイヤモンドが現われたからだ。ジョージはこれを機に足を洗うことを谷に申し出た。谷は軽くいなした。一粒のダイヤをかくして見破られた健は、谷に殺された。マダンカン民族舞踊団の公演が開かれた。ジョージは劉の呼び出しを受けた谷の護衛のために、劇場へ来た。妹の栄子に声をかけられた。彼女はジョージが単なる宝石店の店員だと信じている。恋人の五郎と一緒に民族舞踊を見にきたのだ。健の妹で、ジョージにとっては恋人の千里が輝光堂にやってきた。兄の死に疑問を持っていたのだ。ジョージがなぐさめた。その夜、ジョージは失策をやった。舞踊団の彩玉という混血女に、強奪したダイヤを売ってしまったのである。劉の手先だと、彼の報告をうけた谷は顔色を変えた。数日後、新聞には中国人神父の射殺記事が出た。もちろん、谷の犯行である。谷は劉一味の復讐に備えるため殺し屋を雇った。なんと栄子の恋人五郎だった。ブルー・コロナをさがしに劇場に向ったジョージは、劉の子分たちの罠にかかった。拷問に失神したジョージのため、緊急に医者が呼ばれた。変装した五郎だった。五郎は気をとり戻したジョージに目くばせすると、窓から巧みな方法で連れ出した。その夜、一味の追跡で五郎とはぐれたジョージは、劇場の楽屋裏に忍びこんだ。ブルー・コロナをさがすためだ。谷もコルトを構えてあらわれた。その時、警官隊を指揮した五郎が駈けつけた。五郎は密輸取締官だったのだ。ジョージは、ダイヤ密輸団のボスと対決するため香港にいくと置手紙を残して日本を去った。

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