俺が地獄の手品師だ

劇場公開日

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解説

「拳銃無頼帖 明日なき男」の松浦健郎の脚本を、「右門捕物帖 南蛮鮫」の小沢茂弘が監督した千恵蔵のアクションもの。「男ならやってみろ」の西川庄衛が撮影した。

1961年製作/89分/日本
原題:Hell's Juggler
配給:東映

ストーリー

名だたる北海刑務所にバッファロウ・ゲンと名乗る無頼の手品使いが送られてきた。六年間のアメリカ監獄生活で十二回も脱獄したという豪の者であった。桁外れの馬吉とファンキー小僧も彼には一目置かざるを得なかった。三年前馬吉は、親分のサンライト工業社長毒川が横浜の縄張り争いから立花組の組長立花を射殺した罪をかぶって刑務所入りしていた。そして息子一郎の将来を毒川に託していたのだったが、一郎は刑事殺しの犯人として捕えられていると新聞で知った馬吉は、何とか真犯人をつきとめようとして同房のファンキー小僧と脱獄を計画していた。これを知ったゲンは馬吉に力を貸すことを約束、手品の調子で鮮やかに脱獄した。三人は、秋田・北陸と厳重に張られた捜査網を次々と突破、日本アルプスの山小屋に身を隠して横浜潜入のチャンスを窺った。若いファンキー小僧は小屋の管理人の孫娘である道子といつしか想いを寄せ合っていた。そんなある日、この山小屋に早射ちサブと名乗るやくざが姿を見せた。脱獄囚の行方を追ってきた橋本刑事である。ゲンは早くもサブの警察手帖をすり取り何故か姿を消した。横浜のクラブ“赤い城”では世界的手品師王竜とその助手秀玉のショーで賑わっていた。そこへ、現われたゲン、馬吉、小僧の三人をみて毒川は驚いた。李大業と組んで麻薬取引きをやっている毒川はあわてて、三人をかくまった。一方、立花組は息子の丈次が後を継ぎダイオードの石松ら子分と共に組の再建に力を合わせていた。丈次の妹稀実子とふと知り合ったのが縁で早射ちサブは立花組に身を寄せた。馬吉の出現で刑事殺しの真相がばれるのを恐れた麻薬ボス李大業は、毒川と丈次達の対立を巧みに利用、毒川を裏切って立花組長殺害の犯人が毒川であることを丈次に教えた。折も折、李大業の麻薬組織を視察すべく国外の本部から派遣された全権一行の送別会が李邸の大広間で開かれようとしていた。裏切った李に迫る毒川一味、その毒川を仇と狙う丈次、石松、サブ等の拳銃、そしてゲン、馬吉、小僧等。その時、姿を見せた全権一行、それはなんと手品師王竜と秀玉であった。そして、王竜の手にはバッファロワ・ゲン実は警視庁警部壇原武夫の写真が握られていた。不敵な笑みを浮かべる壇原警部、その口から李大業一味の悪事の数々が語られた。展開される拳銃戦、サブの急報により警官隊も雪崩れこんだ。一味はことごとく縛についた。

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