横浜光音座Ⅱで鑑賞。二条朱美主演、藤井克彦監督による日活ロマンポルノ作品。
女郎屋乗っ取りを企むヤクザの一味(親分は丹古母鬼馬二!)を、主人公の女渡世人が性技で懲らしめる娯楽作。必殺とあるがどちらかといえば東映任侠映画のパロディ感が強い。
キャストにしてもセットの美術にしても、かかっている費用が現代のピンク映画の比ではないことが一目瞭然。画面からもいかにも撮影所で撮ったという風格が伝わってくる。
クライマックスに流れる野坂昭如の「黒の舟唄」が印象深い。親分含めてみんなで「ロー・アンド・ロー」とコーラスする様が可笑しい。