女医の愛欲日記
劇場公開日:1973年5月12日
解説
実在の事件をヒントに異常性愛の快楽に耽溺し、自ら破滅していく女医を描く。脚本・監督は新人深尾道典、撮影は塚越竪二が担当。
1973年製作/51分/日本
配給:東映
劇場公開日:1973年5月12日
ストーリー
九州医学界の女王といわれている各務美穂は、市長をしている均を夫に持ち、なに不自由ない生活を送っている。美穂は月に一度、医学講習会に出席するために京都へでかける。京都に来た美穂は、あやしげなホテルへ入って、ガイドクラブのポスト・垣見を呼びセックスに浸った。翌日、美穂は本屋で万引きをしている学生・西野を威して、ホテルへ連れ込み西野を情欲の虜にしてしまった。翌日、垣見はブルーフィルムを持って来て、それを壁に映写しながら、興奮の高まるままに美穂は垣見に、自分の衣裳を着せ、化粧をさせ、足をなめさせた。その時、垣見の恋人・雪子がやって来た。美穂は金を払うから、と言って、目の前で垣見と雪子に抱き合うように命ずる。二人は最初ためらったが、いつしか美穂のいるのを忘れたかのように燃えていた。やがて、見ていた美穂も二人の中に割って入り、トリプル・ファックがつづけられた……。二人が帰った後、孤独になった自分をもてあまし、以前から美穂に気のあった同僚の川崎をホテルへ呼び、全裸の姿で川崎にからみついた。翌日、講習会に出席した美穂は、仲間の医師が、自分のことを色情狂と噂しているのを耳にし、いたたまれなくなって会場を退出した。噂の出所が川崎であることに気ずいた美穂は、その夜、ふたたび川崎をホテルに呼んだ。そして、体を与え、そのファックの最中に彼の首を締めた。だが、川崎も負けずに美穂の首を締めた。お互い交わりながら首を締め合う二人。やがて川崎は、そのままの姿で、息絶えてしまった……。