官能地帯 哀しみの女街
劇場公開日:1972年9月6日
解説
華やかなネオンの影で働く夜の蝶たち。その艶やかに着飾った笑顔に隠された彼女たちの生活の苦悩を描く。脚本は江口楯男、監督は「白い指の戯れ」の村川透、撮影も同作の姫田真佐久がそれぞれ担当。
1972年製作/72分/日本
配給:日活
劇場公開日:1972年9月6日
ストーリー
新宿の一隅にあるバー“スワン”のママ、恵子が子宮外妊娠で倒れた。恵子の看病のため上京した妹、美紀の世話により、恵子はやがて全快する。美紀はそのまま“スワン”で働くことにした。ある日、美紀が、恵子と同棲中の熊貝と二人になったとき、熊貝が突然美紀を襲い、彼女を犯してしまった。しかし美紀はすでに処女ではなかった。田舎にいる頃、恋人の幸男に抱かれた経験があったのである。そして数日後、美紀は上京中の幸男と再会した。現在でも互いに愛し合っていることを再確認した二人は、将来二人で店を持とうと約束するのだった。美紀が独立すると知った恵子は反対するが、美紀の決心は変らなかった。幸男はホスト・バーへ勤めて貯畜した金が一軒の店を持てるまでになり、やがて、バー“みき”を開店させた。スベリ出しは上々で、相変らずホストクラブへ勤めている幸男は、美紀と成功を喜びあう。ところが、ある日、幸男はホストクラブの常連の客、旗子と箱根に出かけたところ、旗子の無理心中の犠牲となってしまった……。一方、恵子と熊貝は、永年つづけた同棲生活を精算、人生の再出発を誓い合った。数日後、“みき”の店で働く恵子の晴々とした姿が見られた。
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スタッフ・キャスト
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