ひらヒラ社員夕日くん ガールハントの巻
劇場公開日:1970年11月22日
解説
“夕日くん”シリーズ第二作。脚本・監督・撮影は前作と同じく、田波靖男、石田勝心、志賀邦一のメンバー。
1970年製作/78分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1970年11月22日
ストーリー
いまや世をあげてのセックス万能時代だが、一向にめぐまれないのが夕日くん。せいぜいアパートの部屋の壁にヌードのピンナップを貼って、たのしむのがせきの山だった。たまに女っ気があると思うと、満員電車の中で痴漢と間違えられて警察に連行され、同僚の業平にもらい受けてもらうなど、まったくついていなかった。おかげでミツ子ら女子社員の間では“欲求不満の夕日くん”で話はもちきりだった。ある日、同僚の土井から相談を持ちかけられ、話を聞いてみると、近く結婚するため、遊びで付き合っていた真理を何とかしてくれという、日頃もてない夕日くんにとっては大変結構な話だった。ことはうまく運び、日曜日、土井たちと海へいった帰りに真理と二人きりになった夕日くんは、業平といったことのあるハントバーへいくと、以前そこで知りあったデパートガールの恵美と業平がいた。恵美が業平のえじきになると思うといても立ってもいられない夕日くんは、真理を振り切って二人の後を追いかけるが見うしなってしまう。恵美をあきらめきれない夕日くんは、毎日デパートの帰り路で待ち伏せ、やっと恵美を射とめることができた。しかし、幸せいっぱいな夕日くんに突如、縁談が持ち込まれる。相手は取引先の出戻り娘で、夕日くんは金持ちの娘を取るか、気だてのやさしい娘を取るかで、うれしい悲鳴を上げていた。そんなところへ真理のオヤジがどなり込んできた。話を聞いてみると、土井にふられた真理の腹いせで、妊娠を夕日くんのせいにしたらしかった。恵美はその話を聞くと絶望して田舎へ帰ってしまうが、やっと決心がついた夕日くんの話で誤解もとけ、二人は結ばれた。