潮吹き海女
劇場公開日:1979年7月21日
解説
何度も夫に先立たれながらも明るく頑張る海女の姿を描く。脚本は「宇能鴻一郎の濡れて開く」の大工原正泰、監督は「おんなの寝室 好きくらべ」の白鳥信一、撮影は「レイプショット 百恵の唇」の水野尾信正がそれぞれ担当。
1979年製作/69分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1979年7月21日
ストーリー
海女のサキは今日も義弟の民男とアワビ採り。夫の清一は長距離トラックの運転手をしており、留守にする日が多く、サキを密かに慕う民男は、清一が留守の日は大張りきり。そんなある日、清一が事故死してしまった。海女仲間などは、振舞い酒で宴会騒ぎ、怒りが爆発したサキは、客を追い返すと、ひとりヤケ酒をあおった。そこへ、赤羽モヨ子という清一の子を妊娠している女が訪ねて来るが、清一の遺影を見て驚きのあまり、産気づき、そして流産してしまう。一人身となったサキに村の男達が迫って来るが、みんなアッという間にダウン、その気になった彼女、やるせなさに身悶えするばかり。そこへ、以前からサキに色目を使っていた精力絶倫の勇吉がやってきた。二人は一晩中絡み合い、彼女の欲求不満も一気に解消。しかし、二人の情事を見て激しく嫉妬した民男は、勇吉の妻、海女のリーダー格のルミに告げ口をした。怒ったルミはサキをリンチにかけるが、民男はたまらず、助けに入り、サキにあやまった。サキは民男の気持を知って、その晩、童貞の民男に体を開くのだった。その後、民男はサキを何とか歓ばそうと、モヨ子を実験台にセックスの研究に励んだ。そして、訓練の成果が表われ、サキを失神させるほどになった。その翌日、民男は、すがりつくサキを振りきり、東京へ旅立った。隣りには、何とモヨ子が一緒だ。サキは、しばらく放心状態だったが、気をとりなおし、いつものように海へ入っていった。