高校エロトピア 赤い制服

劇場公開日:

解説

高校の映研部の三人の部員が、自分たちの力だけで、ブルーフィルムを製作するまでを描く。大友克洋が『ヤングコミック』に発表した「任侠シネマクラブ」の映画化で、脚本は「女生徒」の鹿水晶子、監督は「宇能鴻一郎の看護婦寮日記」の白鳥信一、撮影は「女教師 汚れた噂」の森勝がそれぞれ担当。

1979年製作/63分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1979年5月19日

ストーリー

三沼高校の文化祭が近づいていたある日、映画研究部の部室では、文化祭に製作・上映する作品を決定する会議が開かれていた。そして、映研OBの横田の主張で、高校生活の虚と実を浮きぼりにするドキュメントを撮ることに決定された。ところが、そんな映研の活動に飽きたらない世古、中村、宮島という三人の部員がいた。彼らは、自分たちの力だけで、映画を製作しようと企てている。しかもブルーフィルムを。製作資金はバイトで稼げるとしても、主演女優を探すという問題があった。宮島のつてで、ホルモン焼屋のささえという女ならばと、三人はその女に会いに行くが、なんと彼女は四十過ぎの大年増、中村は意欲を無くしてしまい、別の女を見つけると去って行く。翌日、中村は映研の女子部員、菊地菊子を誘い、同伴喫茶で口説きはじめるが、ブルーフィルムの話にはガンとして首をタテに振らない。一方映研のドキュメント「高校生」は順調に撮影が進み、しかも、世古の憧れる副部長の沢田芳子はOBの横田にピッタリくっついている。横田と芳子の仲は徐々に進み、ある夜芳子は放送室で横田に身体を許す。それを見てしまった世古はひどく落ちこんでいった。芳子は暫くして横田に振られるが、そんなことは表面に出さず、ドキュメント製作に打ち込んでいく。世古はそんな芳子の姿を見て、再び意欲を燃やし、他の二人と共に、主演女優はささえで製作を再開する。数日後、三人はささえと亭主の久三郎を呼んで撮影を始める。三人はささえにかわるがわる挑むが、モノは役に立たず、久三郎が手本を見せた。三人はここぞとばかりカメラを回した。いよいよ文化祭の日、映研の作品は映研試写会場で、三人の作品は物置小屋で上映が開始された。物置小屋のフィルムは、運動部の練習風景ばかりで、肝心の場面が一向に出てこない。そのころ、映研試写会場の方は大騒ぎになっていた。上映されているものは、ささえと久三郎のおおらかなセックス……。いつのまにかフィルムが入れ替っていたのだ。気がついた三人は、映研試写会場に走り出すが、時すでに遅し、校内は大パニックになっていた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く

他のユーザーは「高校エロトピア 赤い制服」以外にこんな作品をCheck-inしています。