好色源平絵巻

劇場公開日:

解説

源平合戦を題材に、双方の大将、源義朝と平清盛の間を往来した薄幸の白拍子常盤御前の性を描く。脚本・監督は「女医の愛欲日記」の深尾道典、撮影は原田裕平がそれぞれ担当。

1977年製作/62分/日本
配給:東映
劇場公開日:1977年10月22日

ストーリー

一一五九年、日本各地で勢力を増大させつつあった源氏と平家の間に、保元・平治の乱が起こった。雪が降り積る源氏館の一室で、出陣の身仕度を整えた源氏の総大将・源義朝は、今若丸、乙若丸、牛若丸の母である常盤御所と抱き合っていた。義朝は十年前、平家の総大将・平清盛と常盤御前をめぐって鞘当てし、憎み合っていた。そして、今再び一門の意地をかけて決戦に挑むのである。平家は源氏を打ち破り、落ちのびる義朝を執拗に追った。勝利の美酒に酔う清盛は、積年の思いをはらすべく常盤を追い求める。平家の追求に疲れ果てた常盤御前は三人の子供達と、断崖から身を投げようとする。僧侶・西円は常盤御前をおしとどめた。西円の説諭で常盤は清盛の前に姿を現わし、すでに捕われの身となっていた母・関屋の助命と三人の子供の延命を願った。清盛は、源氏の直系を見のがすことに不安を感じ、母は解放したが、三人の子供を自由にするのはためらった。しかし、目の前にいる常盤を見ると、思わず血が騒ぐのをこらえきれなかった。しばらく経つと、清盛は常盤にあきてくる。清盛は景綱と相談し、常盤を藤原長成にやることにする。それから二十年が過ぎた。立派な若者となった牛若丸と、元服した源九郎義経は、京の街を凱旋していた。

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