狭山裁判

劇場公開日:

解説

昭和三十八年に起こった狭山事件をもとに映画化したもので、被差別部落出身の一青年が、国家権力の巧妙な罠に陥れられて青春を奪いとられていく経過を描く。脚本は「夜明けの旗 松本治一郎伝」の野波静雄、監督は阿部俊三、撮影は「トラック野郎 天下御免」の仲沢半次郎がそれぞれ担当。

1976年製作/87分/日本
配給:東映
劇場公開日:1976年10月16日

ストーリー

昭和三十八年四月末。仮面AとBは、中田善枝の誘拐をたくらみ、仮面Cが善枝をBの家に連れ込み、欲望を充たすため仮面Aは、善枝を犯し首を締め殺害する。そして、脅迫状を送り姉・登美枝から金をうばって逃亡。警察は、犯人をとり逃がし公開捜査に踏み切った。堀兼農協の前では、区民たちが事件を知り、被差別部落民の仕業とさわぎだす。捜査に行きづまった警察は被差別部落民の石川一雄を犯人にデッチ上げる。警察当局は石川に対し、拷問や恩情を巧みに使いわけ自白に追い込む。しかし当局との約束の十年という刑に反して、一審で死刑の判決を受けた石川青年はここで、被差別部落民である自分が罠にかけられたことに気づくのであった。

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