性と愛のコリーダ
劇場公開日:1977年4月23日
解説
現代OLの男女関係をセミドキュメント風に描く。脚本は「嗚呼!! 花の応援団 男涙の親衛隊」の田中陽造と「おんな(秘)発情度」の鹿水晶子の共同、監督は「OL官能日記 あァ!私の中で」の小沼勝、撮影は「サチコの幸」の安藤庄平がそれぞれ担当。
1977年製作/86分/日本
配給:日活
劇場公開日:1977年4月23日
ストーリー
自殺願望症のOL・日下静枝は、その何度目かの自殺を図り、死にきれないであえいでいるところをサラリーマンの明に救われた。以来、静枝は、明のアパートに住みつき、夫婦のような生活が始まった。大沼漠。彼は、計りしれない奇行、変態の持ち主であった。安田のぞみは、妻子ある課長、相沢と肉体関係はあったが、平凡なOLであった。ある日、のぞみは彼女に前々から目をつけていた安吉におそわれ、彼のアパートに軟禁される。のぞみが会社を休んでいるので心配になって課長の相沢は、のぞみのマンションに行くが、彼のあとをつけてきたのぞみの同僚・真知子と関係を持つはめになる。明は、しだいに静枝が好きになり、彼の出張の間、仲間の繁夫に静枝のことをたのむ。しかし、静枝はまたも自殺を図り、それ以来、三人の奇妙な生活が始まった。相かわらず大沼の奇行、変態ぶりはとどまるところを知らずというものであったが、そんな彼に好敵手が出現。畑野巡査で、彼は何かというとすぐピストルを抜くくせの持ち主であった。大沼は、畑野巡査に追われている時本物の谷ナオミのマンションに逃げ込み、かくまわれる。安吉は、自分の言いなりになるのぞみにあき、彼女を逃がし、またつかまえようとするが、彼女は、ちゃっかり買物をして安吉の所へもどって来た。そして彼女にあきた安吉は彼女を追い出してしまう。のぞみは、静枝と明の出会った崖っぷちで、繁夫と出会う。そこで彼女は、今度は繁夫につきまとうことにした。