キンキンのルンペン大将
劇場公開日:1976年4月24日
解説
働き者で真面目だが失敗ばかりするため社会から落伍した中年男の悲哀を描く喜劇。脚本は「高校生無頼控 感じるゥ~ムラマサ」の山崎巌、監督は脚本も執筆している「爆発!暴走遊戯」の石井輝男、撮影は「東京ディープスロート夫人」の花沢鎮男がそれぞれ担当。
1976年製作/86分/日本
配給:東映
劇場公開日:1976年4月24日
ストーリー
これまでに失敗を繰り返して何度となく職を首となった二宮清十郎は、女房の君子に毎日のように罵しられるために、わずかな手荷物を持って故郷の山形を後にした。胸を弾ませての上京だったが、第一日目にして金を失くしてしまった。仕方なく上野の山をぶらついていると、数人のルンペンが接近して来て、地見屋の駒井鉄五郎、仲間から会長と慕われている遠藤大五郎らにルンペン社会に入ることを奬められた。清十郎は会長の人間味ある優しさに甘え、抵抗なく従った。そんなある日、清十郎は集団就職で上京したものの会社が倒産して途方に暮れている、同じ山形出身の白川秋子と知り合った。彼女に同情した清十郎は、咄嗟に靴問屋の住み込み倉庫番の職を探し、秋子と生活するようになった。しかし夢のような生活も束の間、ボヤを出して仕事は首になり、さらに会長の死が知らされた。もう、これ以上、世話にはなれないと、秋子が姿を消した。以来、清十郎は仕事を見付けては失敗し首になり、ヤケ酒を呑む毎日が続いた。一方、秋子は以前知り合った青年山田信介の紹介で仕事につき、二人は愛し合うようになっていた。その頃、清十郎もロウ人形館の仕事にありついた。そんなある日、秋子が清十郎に会いに来て、結婚したいと言った。自分への求婚と錯覚し、嬉しさのあまり踊り狂った清十郎だったが、やがて相手が自分でないと知った。清十郎は去って行く秋子を見送りながら、一人でステップを踏み続けるのだった。
スタッフ・キャスト
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二宮清十郎愛川欽也
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白川秋子坂口良子
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山田信介星正人
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遠藤大五郎伴淳三郎
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駒井鉄五郎田中邦衛
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権造相馬剛三
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オカマのユキ子砂塚秀夫
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ヒゲ面のオカマ団巌
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保線区主任小林亜星
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二宮君子三島ゆり子
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有閑マダム松井康子
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有閑マダム春川ますみ
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君子の助手岡久子
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道子星野みどり
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食堂のレジの女章文栄
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食堂のレジの親父南利明
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食堂のレジの店員久地明
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食堂のレジの店員横山繁
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交通警官湯原昌幸
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ジュース屋武知杜代子
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靴問屋の親父殿山泰司
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パトロール伊達弘
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パトロール今野雄二
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東陽軒の女店員鰐淵晴子
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職安の係員和田アキ子
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職さがしの青年せんだみつお
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運転手毒蝮三太夫
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助手城春樹
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八百長主人長七美原亮
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遊園地警備主任小島三児
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同人形館の客加藤治子
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同係長幸英三
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ルンペン林光一
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おかま青木卓司
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不審な男沢田浩二