お柳情炎 縛り肌
劇場公開日:1975年6月18日
解説
昭和初期、任侠一家を舞台にした団鬼六のSM小説を映画化した任侠SMポルノ。脚本は「残酷・黒薔薇私刑」の久保田圭司、監督も同作の藤井克彦、撮影は「主婦の体験レポート おんなの四畳半」の安藤庄平がそれぞれ担当。
1975年製作/76分/日本
配給:日活
劇場公開日:1975年6月18日
ストーリー
昭和初期、上州の博徒沢井一家は名親分・重吉がとりしきっていた。その重吉に拾われて育ったお柳は、重吉の一の乾分・銀次郎と愛しあう仲だったが、銀次郎は止むを得ぬ事件で服役することになった。それから間もなく、重吉は刺客・赤ベコの三郎の手で殺された。重吉の息子・松夫は意気地がないため、お柳は松夫が他人に頼らずにやっていける立派な二代目にさせるためにも、自分は、仇の三郎を求めて旅に出た。しかし、松夫は堅気の娘・お美津と恋に陥り、それをいいことに乾分の矢島辰也は二人を炭焼小屋に送り込み、自分は好き放題にしていた。その噂はやがて風の便りでお柳の耳に入った。早速、上州に戻ったお柳は、丁度仮出所したばかりの銀次郎と再会した。その未明、松夫の居所を知ったお柳は、まだ眠る銀次郎を残し炭焼小屋に向った。初めは松夫を責めるつもりだったが、真剣に愛し合っている二人を見てお柳は考えを変えた。だが帰り道お柳と彼女を送って来たお美津の二人は辰也の手下に捕われてしまった。この時、お柳は重吉殺しを策したのも全て辰也の仕業であることを知った。お美津を人質にされたために、反抗できないお柳は、辰也のいいなりになる。柱に縛りあげられたまま犯されるお美津。必死にあがらうお柳の下股は大きく割られ、張形責め--責められ、喘ぎ、身悶え、いつかそれは喜悦の叫び声となっていった。一方、炭焼小屋に駆けつけた銀次郎は、二人が拉致されたことを知った。なおもおじけつく松夫に「どんなに頼りない男でも一生に一度は命を賭ける時がある」とさとし、二人はお美津を救出。そしてお柳と辰也たちの死闘が血しぶきの中で続いた……。