実録エロ事師たち 巡業花電車

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解説

数々の趣向をこらして客を楽しませようと苦労するエロ事師と夜の女たちの哀歓を描く。脚本は「続ためいき」の田中陽造、監督は「大奥秘話 晴姿姫ごと絵巻」の林功、撮影は「女子大生 かりそめの妻」の安藤庄平がそれぞれ担当。

1974年製作/68分/日本
配給:日活

ストーリー

秘密ショーの現行犯で実刑と罰金刑をくらった殿村銀次郎は、半年ぶりで朝顔太夫の待つボロアパートへ帰ってきた。以前、吉原一の売れっ子だった彼女は、朝顔太夫といわれるようになったのだが、もう七十を越えた老婆である。殿村が実刑を受けたからといっても、その種のショーは依然続けられていた。彼は久し振りに以前の縄張りに顔を出していたが、福夫と和美の演じるショーは幼稚で、ゼニの取れる代ものではないことを痛感し、引退したと称する“歌麿ボーイ”こと中山を強引に口説いて和美と組ませて客に喜ばれた。和美に惚れている福夫は、それが耐えられない程くやしかった。そんなある日、芸能プロの社長から“花電車”をやれる女の斡旋を頼まれた殿村は、数日後、喫茶店で若い女、愛子と会った。彼女は殿村が罰金を支払った地裁で、現金出納の係りだった女性で、安月給で細々と暮していた。殿村の巧みな言葉に、初めはモジモジしていた愛子も、遂に陥落してしまったが、“花電車”をやれるまで仕込むのは大変だ。殿村はまず、愛子を男に抱かせることから始める。彼は知り合いの好き者、中山に愛子を抱かせた。数日後、“花電車”のベテラン、ジュン子と愛子を連れた殿村は意気揚々と巡業に出発した。ジュン子は、素人の愛子と組まされたことは大変な恥辱だったが、殿村の説得でようやく納得した。巡業先では、ジュン子と愛子の演じるショーも好評だったが、ジュン子の“リンゴ切り”などのショーは圧巻で、こっそり集まって来た客たちは、文字通り固唾を飲む程の好評だった。殿村と興行主の柿本は満足気だった。そんなある夜、狭い部屋で四人が雑魚寝中、柿本はこっそりジュン子の床へもぐり込んだが、彼女の強烈な締めつけに悲鳴を上げてしまう。しかし、その夜、愛子は初めて殿村に抱かれた。巡業最後の夜、ショーは好評に進んだが、呼びもののジュン子の“リンゴ切り”が失敗した。がっくりするジュン子、それをなだめる殿村。しかい愛子は、ジュン子に代って“花電車”をやれる女へ修練を開始したのだった。

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