再見のあとで
劇場公開日:1993年12月7日
解説
市場経済の導入された中国を背景に、都会に生きる男女の空虚な生活を描く。監督は「一半是火焔 一半是海水」の夏鋼(シア・カン)。脚本は、テレビの「編集部的故事」の憑小剛(フォン・シアオカン)と鄭小龍(チョン・シアオロン)。主演はテレビの「編集部的故事」や映画「頑主」などの葛優(クー・ヨウ)、「李連英」の徐帆(シュイ・ファン)。
1993年製作/中国
原題または英題:After Separation 大撤把
配給:東光徳間
劇場公開日:1993年12月7日
ストーリー
カメラマンの顧顔(クー・ヨウ)は、カナダ留学に出発する妻を見送るために空港に来ていたが、見知らぬ男に昏倒している女をゆだねられ、病院へ連れて行かなければならなくなった。彼女は周雲(シュイ・フアン)という名前で、流産していた。数週間後、顧顔は周雲の家を訪ねた。周雲は先に旅立った夫とのアメリカでの生活を楽しみにしていた。出国する気のない顧顔は、周雲に批判的だった。一年が過ぎた。女との遊びの帰り、偶然地下鉄で周雲と遭った顧顔は、出国間近の彼女のために北京の名所旧跡で記念写真を撮ってやることにした。周雲はお礼として彼を日本料理店に招待した。さらに一年後。顧顔は妻に年越しの挨拶をしようと電話を掛けたが、妻は不在だった。周雲も同じころ夫に電話をしていたが、やはり不在で話をすることができなかった。顧顔と周雲は二人で大みそかを過ごし、五日間ほど夫婦のように楽しく暮らした。休日毎に夫婦ごっこをすることを約束したが、二か月後には周雲にビザが降りた。周雲とのお別れパーティーを用意しているとき、顧顔の妻の離婚代理人がやってきた。無表情で書類にサインする顧顔。そして周雲の出発の日、二人の別れがやってきた。