灰色の石の中で

劇場公開日

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解説

孤独な判事の息子と、浮浪児の少年と病弱なその妹の魂の交流を通じて、人間の尊厳、自由と辛福への希求、不正への抗議をうたったジュブナイル調のヒューマン・ドラマ。1885年に発表されたロシアの人道主義作家ウラジミール・コロレンコの中編小説『悪い仲間』(岩波文庫『悪い仲間・マカールの夢』に所収)を映画化した、旧ソ連出身の女性監督キラ・ムラートワの第5作。ペレストロイカ以前は不遇な創作活動を強いられたムラートワが「他の作品に比べて、さらに不運だった」と述懐するように、監督に無断でカットされたため、監督名を出すことを拒否しペンネームを入れさせたという経緯がある。監督・脚本はムラートワ、撮影は、92年にサリー・ポッター監智の「オルランド」を手掛けたアレクセイ・ロジオーノフ。

1983年製作/ソ連
原題:Среди Серых Камней
配給:日本海映画

ストーリー

母が死んだ6歳の年、ワーシャ(イーゴリ・シャラーポフ)は孤独の恐ろしさを知った。判事の父(スタニスラフ・ゴヴォルーヒン)は、最愛の妻を亡くした悲しみにうちひしがれ、屋敷の中ではワーシャに優しい声をかける者は誰もいない。寂しさを紛らすため、彼は街をうろついて日々を過ごす。その頃、街では廃墟に巣くっていた浮浪者たちが路頭に迷ったあげく、街はずれの教会の礼拝堂に住みついていた。好奇心にかられたワーシャはある日、その礼拝堂の探検に出掛け、そこで不良少年のワリョーク(ロマン・レフチェンコ)とその幼い妹マルーシャ(オクサーナ・シラパク)と出会う。2人とすっかり友達になったワーシャは、家から食べ物を持ち出しては彼らの元に通い続けた。病弱なマルーシャは、まるで隣接する灰色の墓石に命を吸い取られているかのように日増しに元気を失っていった。ワーシャは自分の妹の人形を彼女に与えて慰める。意識も虚ろになった少女はこの時、初めてほほえんだ。マルーシャが息を引き取ってまもなく、ワリョークたちは街から姿を消した。ワリョークたちとのいきさつを知った父親は夢から醒めたように生気を取り戻し、ワーシャとのわだかまりも消えた。

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