羽根の生えた唄

解説

「社長様のお出で」と同じくジャック・ブキャナン監督が主演する音楽喜劇で「社長様のお出で」の脚色者ダグラス・ファーバーが書卸して自ら、ブーキャナン及びドノヴァン・ペデルティと共同脚色した。撮影は「薔薇のワルツ」「社長様のお出で」のフレデリック・A・ヤングが担当した。相手役も「社長様のお出で」のエルシー・ランドルフで、ドロシー・ハイスン、ギャリー・マーシュ、「社長様のお出で」のヴェラ・ピアース、「蒼い幻想」のウィリアム・ケンドール等が助演している。

1934年製作/83分/イギリス
原題または英題:That's a Good Girl

ストーリー

ジャック・バーロウは全く無一文になり、自分の住居も釘付けにされ隣の家を抜けてコッソリ忍び込まなければならないと云う有り様だった。ところへ急に降ってわいた様な財産分配の話、それはジャックの叔母が相続人のない為、甥と姪に財産を配分しようと云うのだ。その話を持ち込んだのは友人のティモシイと女秘密探偵の若いジョーイだった。だがジャックに一つの条件が附せられていた。それは信用を置くに足る友人を同伴して叔母の元に来るという話だった。そこでミラノの名歌手フランシス・モーレイとジャックは親交のあるのを思い出し、急いで一同はミラノに向かった。ところがフランシスには未来を誓ったベラタと云うソプラノ歌手がいたそしてフランシスをなかなか離そうとしなかった。漸くジャックはベラタを丸めてフランシスを伴い、南フランスの叔母のもとへ急いだ。ベラタはフランシスの素行を確かめんと秘密探偵局に人を派して貰った。それがジョーイの役目に廻ってきたという好都合ぶりだった。南フランスで一同は叔母に会った。ところがフランシスはジャックの従妹で、もう一人の財産相続人のモヤと恋仲になってしまった。ジャックとジョーイの心配は一通りではなかった。そうこうするうちに当のベラタは音楽教師カンツオネを連れて乗り込んで来た。嫉妬深いベラタが一枚加わったので大騒動になったが、結局サン・モレノのベラタのオペラ出演の日フランシスとモヤの恋は実を結び、ベラタもカンツオネと手を取り合い、ジャックはジョーイと、という大団円となった。

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