恋と嵐
解説
「カラマーゾフ兄弟」の監督者カール・フレーリッヒがシルレルの悲劇を映画化したものであるが、古物ではあるし検閲の際に甚だしくカットされている。ただドイツ映画界一流俳優を殆ど全部集めた贅沢なキャストは見物である。無声。
1922年製作/ドイツ
原題または英題:Intrigue and Love Luise Millerin1
ストーリー
某国宰相の子フェルディナンドは楽師ミレルレの娘ルイズと恋仲だった。彼の父の秘書官ウルムはルイズに横恋慕しフェルディナンドとルイズとの仲を割こうと奸策を廻らす。宰相はウルムを股肱として政敵を暗殺し、暗君を擁して国政を紊す。フェルディナンドはウルムの奸策に欺かれてルイズを恨む。ルイズは運命を知って服毒する。折柄国民は奮起して悪宰相とウルムを倒す。フェルディナンドは恋人の後を追って自殺する。
全文を読む( を含む場合あり)
スタッフ・キャスト
- 監督
- カール・フレーリッヒ
- 原作
- フォン・シルレル
- 助監督
- G・W・パブスト
全てのスタッフ・キャストを見る