脱線曲馬王

解説

「三銃士」等主演の故マックス・ランデ氏が一九二四年オーストリアのヴィダ社で製作した喜劇で、始め氏自作の台本により「巴里」と同じくルネ・エルヴィル氏が監督し後「ラ・バタイユ」等、同じくE・ヴィオレ氏がランデ氏と共に監督した。氏の相手役は渡米後に「荒鷲」に出演したヴィルマ・バンキー嬢である。無声。

1924年製作/オーストリア
原題または英題:Circusmania

ストーリー

マックスは高貴なポンパドゥール伯爵家に生まれた、愉快な愛すべきならず者で、叔父さんは彼の夜遊びが猛烈過ぎるといって一夜マックスを監禁して衣服を取上げてしまった。それにも拘らず彼は巧みに逃げ出しホテルの他の客の夜会服を借用してキャバレーに遊びに行った早朝、疲れと酔いと眠さとにマックスは途中の家具店の飾窓の寝台に着物をぬいで寝込んでしまった。物見高い人々が集まったのでマックスは交通妨害の張本人として其の筋に連行されようとした折、叔父さんが通りかかって彼を不名誉から救った。立腹した叔父さんは結婚しなければいけないと宣告して候補者の写真を四枚与えた。マックスは運を天に任せる心算で四辻に写真を並べ無茶苦茶に射って当たったのに決めることにした。一人の女が通りかかり写真を拾おうとした折マックスが射ったので女のスカートを弾は貫いた。彼は写真はうっちゃって其の女に結婚を申し込んだ。今晩曲馬団に来いとの返事に彼は叔父さんと出掛けた。彼は如何でも彼女と結婚するといって楽屋に行くと彼女の父の曲馬団長はマックスも曲馬芸人になるなら娘をやると答えた。マックスは種々の冒険と喜劇とを繰り返して漸く彼女キティーと結婚する事を許された。

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