壁にうつる影

解説

「皮の鞭」「外交」「損か得か」等に出演せるマリー・ドロ嬢が、昨年ハーバート・ブレノン氏と共に英国に渡って撮した作品の一つで、背景にロンドンとパリが使ってある。嬢の他の俳優は皆英国及フランスの俳優である。米国ではリパブリック映画として発売されたが、輸入された分は英国ビーアンドシー会社が発売した方だそうである。

1919年製作/イギリス
原題または英題:Twelve-Ten

ストーリー

マリーの父なる彫刻家ルイ・フェルナンドは多年研究の結果発明した玩具のモデルを売る事が出来ぬのに失望した結果、セーヌ河に身を投じて終った。頼る辺なき孤子のマリーは、英国の貴族チャッタートン卿に養われて英国へ来る。卿の秘書役は彼女を我が意に従わせんとしたが拒絶されて彼女を恨む。其後チャッタートン卿は財産全部を彼女に残す旨の遺言書を作ったが、秘書は之を書直し、マリーが遺産を得んとするなら、卿の遺骸の傍らで一夜を過すべしとして置いた。そして卿に毒薬を飲ませ、深夜マリーが只一人卿の遺骸を守って広い城内にある時に、秘書は彼女を再び襲った。彼女危き時、突然死んだ筈のチャッタートン卿が棺台から立上ってマリーを助ける。悪人の仮面は剥され、マリーは幸福な生涯に入る。

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